厚生労働省が行なっている調査によると、
普段感じている自覚症状の中で「肩こり」は
女性では第1位、
男性でも肩こりが腰痛に次いで第2位
となっています。
肩こりの原因は
「長時間の同じ姿勢」
「姿勢の悪さ」
「眼精疲労」
「運動不足」
「ストレス」
「冷え」などがあげられます。
ただ、偏った食事や
不規則な生活習慣など
で起こる肩こりは、
ちゃんと食事から摂れる栄養を
吸収できていないかもしれません。。。
【肩こりをリセットできる栄養素】
●ビタミンB1
ビタミンB1には、糖質をエネルギーに
変える働きや乳酸を分解する
働きがあります。
細胞がエネルギーとして
利用する糖質はブドウ糖です。
ブドウ糖が酸化(燃焼)されて
エネルギーを生み出す過程のなかで、
ビタミンB1が不足すると、
糖質の代謝異常がおこり、
筋肉などに不完全燃焼の産物である
乳酸が蓄積します。
●ビタミンE
ビタミンEには、毛細血管を拡張して
血行を改善する働きがあります。
血行が良くなると筋肉にたまった
乳酸が運び出され、
筋肉に酸素と栄養を届けられるため、
肩こりの改善につながります。
また、活性酸素を除去する
「抗酸化ビタミン」であるということも、
肩こりの改善に大きく関係しています。
活性酸素は血管にダメージを
与えて血行不良を起こし、肩こりを悪化させる作用があります。
ビタミンEは抗酸化作用によって、
肩こりの症状を改善します。
肩こりを改善するためには、
下記の栄養素も関わっています。
・筋肉の強化に良質タンパク、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンC、ミネラル(カルシウム、マグネシウム、亜鉛、鉄、銅など)
・筋肉の弛緩と収縮にマグネシウム、カルシウム
・痛みの緩和にビタミンC、ビタミンE、植物ポリフェノール、イチョウ緑葉フラボノイド
・血流改善にビタミンE、イチョウ緑葉フラボノイド
ビタミンやミネラルは、
体内ではタンパク質と結合して
組織に運ばれ、はじめて働くことができます。
良質タンパクが不足していると、
どんなに他の栄養素を摂取しても、
それが働けない状況が
確立されてしまいますので、
まずは良質タンパクをしっかり摂りましょう。
全てを初めから変えていくのは難しいと思いますので、少しずつ気長に続けていきましょう。